【アイドルソング】坂道グループから学んだギタースキルたち〜 3 〜 後編

んにちは!

群青コントラストのよっしぃです!

 

 

「坂道グループから学んだギタースキル」

というテーマでブログを書いておりますが、

今回が正真正銘、

最終回となります!

 

f:id:y-kenken:20210602195559j:plain

 

 前回は前編ということで

 群青コントラストでギターを務める私よっしぃが、

 

坂道グループの

どのような楽曲に影響を受けたのか

「スキル」という観点から

お話をしてきました!

 

後編となる今回は、

「表現力」という観点から

お話をしていきたいと思います!

 

 

 

 

このグループ、

この楽曲に

出会っていなかったら、

ギタリストよっしぃは

存在しない。

 

 

 

 

そう思えるほど

絶大な影響を与えたものです。

 

それでは早速いってみましょう!

 

 

[目次]

 1. 「3グループの特色」

  〜一緒に見えるけどこんなに違う〜

 2. 「最新シングル分析」

  〜これまでの楽曲とどう違うのか〜

 3. 「よっしぃに影響を与えた楽曲」

  〜アイドルソングから学ぶギタースキル〜

 4. まとめ

 

 

 3. 「よっしぃに影響を与えた楽曲」

  〜アイドルソングから学ぶギタースキル〜

 

さて、オープニングトークでも話した通り、

今回はよっしぃが影響を受けた

坂道グループの楽曲について、

「表現力」という観点から

お話していこうと思います!

 

f:id:y-kenken:20210718193257j:plain

 

そもそもで、

アイドルに求められる「表現力」

僕のようなバンドマンに求められる

「表現力」は違います。

 

しかしながら、

「楽曲の世界観を正しくアウトプットする」

という行為自体は同じわけです。 

 

その一方で、極論を言えば、

アイドルに「表現力」は必要ない

とも言えます。

 

なぜなら、

推しが笑顔で歌って

踊ってさえいれば

元気が貰えるわけですから。

 

「曲の世界観」は二の次、

三の次になる可能性は十分にあります。 

 

しかし、そんな中でも

メンバー一人一人に

圧倒的なまでの

表現力が求められ、

それが絶大に

評価されていたグループ

存在していました。

 

それが欅坂46です。

 

f:id:y-kenken:20210718194043j:plain

 

現在は改名して「櫻坂46」となっていますが、

僕が欅坂時代から応援しているグループです。

 

これまでのブログでも

そのグループカラーについて

お話してきましたが、

 

彼女たちの楽曲は

 

社会に蔓延る不平不満、

弱者の声、

納得できない理不尽、

二律背反する感情、

 

などなど、

社会の闇人間の心の闇

絶望それらからの救済

というところにフォーカスを当てた楽曲が多く、

 

それゆえに

「人の心に問いかけ、寄り添う」

パフォーマンスが必要であり、

 

その求められるレベルの高さからでしょうか、

長らくセンターを務めた

「てち」こと平手友梨奈さんは度々体調を崩し、

休業を重ねることもあれば、

万全の状態でもステージ上で倒れてしまうほどの

レベルでした。

 

f:id:y-kenken:20210718195628j:plain

 

それでも、

その全力のパフォーマンスに心を動かされ、

感銘を受けたという人は

決して少なくないと思います。

 

僕もその1人です。

 

 

そんな欅坂46の楽曲から

よっしぃに絶大な影響を与えた楽曲が2曲

櫻坂46の楽曲から1曲

計3曲をご紹介します!

 

それぞれの楽曲の

「どのような点」に影響を受けたのか

 

そして、

そこから群青コントラストの楽曲に

「どのようにして取り入れられたのか」

ということをお話していきます!

 

 

まずご紹介する1曲目は「不協和音」です!

www.youtube.com

 

欅坂46

4枚目シングルとなる楽曲です。

 

MVではなく、

2019年の紅白歌合戦の映像を掲載しました。

それには理由があります。

 

この楽曲の終盤、

ラスサビが終わる2:13ごろに

センターのてちが笑っているんですね。

 

でも、その笑みは「明るい笑顔」ではなく

「不気味な笑顔」なんですよね。

 

僕はこの時リアタイで紅白を見ていたんですが、

 

 

あぁ、向こう10年、

彼女ほどの天才は

生まれないんだろうな

 

 

と、この笑顔を見て思いました。

 

そして同時に、

「自分にもこの表現力が欲しい」

とも思いました。

 

それほど、

この時のパフォーマンスは

はっきりと覚えています。

 

 

次にご紹介する楽曲は「黒い羊」です!

www.youtube.com

 

欅坂46として

最後のシングルとなった楽曲。

 

この楽曲は、MVを抜きにしても、

「1つの劇を

鑑賞している」

と錯覚するほどの作品になっています。

 

「楽曲」というより、

もはや「芸術」の領域です。

 

 

MVの構成はワンカットで、

終始センターのてちにアングルが

固定されていますが、

その周囲でメンバーが

それぞれの演技・演出を担っています。

 

MVの監督さんのお話だと、

 

メンバーには『こういう雰囲気で』

としか伝えていなかったが、

カメラが回ると

彼女たちのその表現力の高さに脱帽した

(意訳)

 

と雑誌のインタビューで

語っていたように思います。

 

 

個人的には、

てちの表現力の高さはもちろんですが、

どちらかといえば「周囲のメンバー」

注目して見てほしいなと思います。

 

これまでのMVとは違い、

「メンバーをモブとして映す」

というのが斬新だと感じています。

 

MV内でメンバーが担当するシーンは

それぞれシチュエーションが違っており、

それゆえに表現するニュアンスも

またそれぞれ微妙に違います。

 

それぞれが直面する「絶望」

それがメンバーの表情に現れ、

てちのハグで表される「救済」

受け入れられるメンバー、

そうでないメンバーに分かれていきます。

 

そして「楽曲の世界観」を、

それぞれのメンバーが

それぞれのシーンで表現する、

「1つの芸術品」がそこにあったように

思います。

 

 

この作品を見て、

「自分はこの領域には辿り着けない」という、

表現者として1つの限界を知ったように

思います。

 

それほど、

この楽曲で求められる表現力は

圧倒的でした。

 

 

最後に、

櫻坂46から「偶然の答え」をご紹介します!

www.youtube.com

 

櫻坂46の2枚目シングル「BAN」の

カップリング曲。

 

MVの世界観としては、

当楽曲のセンター、

藤吉夏鈴ちゃん演じる「主人公」と

その友人「りこ」が織りなす物語として

構成されています。

 

主人公は同性愛者で、

駅のホームでりこに告白するシーンから

始まっているように、

 

MVにするにしても

かなりデリケートなテーマ

かつ難しい内容であるにも関わらず、

インサートされたドラマシーンでは

絶妙な表情で世界観を表現する

夏鈴ちゃんの姿がありました。

 

ダンスシーンでは

どのメンバーも笑顔なのが印象的ですが、

その中でも特に鳥肌が立つほど印象に残ったのが

2:35〜38にかけての

夏鈴ちゃんのアップのシーン。

 

f:id:y-kenken:20210718223047p:plain

 

両手を頬に当てながら

目をつぶっているだけに見えますが、

この「微笑み」に含まれるニュアンスの多さに

「うぅわぁ、すげぇわ。。。」

思わず声をあげてしまうほど圧倒されました。

 

愛おしさがありながら、切なさもあり、

喜びがありつつも、物悲しさもある。

 

それでいて清々しさがありながら、

どこか儚さもある。

 

そんな「微笑み」でした。

 

「どうしたらそんな表情ができるんだろう?」

少しばかりジェラシーに感じたシーン

でもありました。

 

 

さて、

欅坂46と櫻坂46の楽曲を紹介してきましたが、

ここからは「ギタリストとして何を学んだのか」

というお話をしていきます。

 

アイドルとロックバンド、

そこに共通するものがあるのかと

思う方もいるかもしれませんが、

 

先述にもあるように、

「楽曲の世界観を正しくアウトプットする表現者

というところでは全く違いはないんですね。

 

彼女たちは楽曲の世界観を

「ライブ演出」「ダンス」、

「表情」で表現してファンに届けています。

 

我々はその姿を見て、

心動かされ、考え、

そしてアクションを起こすわけです。

 

 

では、僕はギタリストとして

どうしたら良いのか?

 

 

考えた結果が、

「弾き方で

感情を表現する」

というものでした。

 

f:id:y-kenken:20210801194408j:plain

 

 

彼女たちがダンスや表情で表現していることを

僕は楽器に置き換えて考えました。

 

同じ「ド」の音を

弾いたとしても、

その時の感情によって

弾き方のニュアンスは

大きく変わってくる。

 

それがつまり、

「その楽曲の世界観を理解する」

ということから始まるんだ

と思いました。

 

それからは、

ボーカルのゆーごから

曲の世界観についてよく話を聞き、

歌詞をよく読み込んで

それらが最もよく伝わる

フレーズやアレンジ

 

それだけでなく、音色選びから

フレーズの細かなニュアンス

楽曲に落とし込んでいくようになりました。

 

その結果、

レコーディングを終えて

初めてその楽曲を聞くと、

「めちゃくちゃかっこいいな」

と我ながら思えるようになりました。

 

自分自身のスキルが向上していると実感でき、

それはひとえに、欅坂46、櫻坂46の楽曲に

出会うことができたからだと思っています。

 

なので、

僕はバンドマンとして有名になったら

彼女たちと一緒にお仕事をして、

 

ここまで

やってこれたのは

皆さんのおかげです

 

とご挨拶するのが夢です。

 

 

たかがアイドルソング

されどアイドルソング

僕はそれを身をもって証明したいと

思っています。

 

 

4. まとめ

「坂道グループから学んだギタースキルたち」

というテーマでブログを書いてきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

よっしぃの坂道ヲタクっぷりが

全面に出てしまいましたが、

ただのアイドルヲタクでないことも

十分伝わる内容になっているんじゃないかなと

思っています!

 

普段僕が

 

どんなことを大事にして

ギターを弾いているか

 

それが伝われば嬉しいなと

思いますし、

 

あわよくば、

坂道グループの魅力が伝われば

嬉しいなと思っています!笑

 

 

長々と書いてきましたが、

最後まで読んでくださって

ありがとうございました!

 

また別のテーマで

ブログを書いていこうと

思っていますので、

またお立ち寄りいただけると

嬉しいです!

 

それでは!

 

 

群青コントラスト

よっしぃ